こんにちは、ブロガーのかず(@kazblogx)です。
結婚するとなれば、結納の話がつきものです。
結納について考える中で、以下のような疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。
- 結納って何?どうするの?
- 結納金など、内容を悩んでいる…
- 親や周りの声をそのまま聴くべき?
本記事では、「結納についての知識」と「結納は必要では無いという考え」を紹介します。
正確には、“納得のいかない結納をする必要は無い”ということをお伝えしたく、結納自体を完全否定する趣旨ではありません。
色々な意見があって正解の無い議論だと思いますが、私のように胸の中にモヤモヤした気持ちを残さずに結婚を進めて欲しい想いから、本記事を書くに至りました。
そもそも結納とは
結納の始まりは平安時代で、皇太子が妃を迎える際に贈り物をしたとされています。そこから江戸時代には裕福な商家で結納が広がっていきました。
正式結納は仲人が両家を行き来し結納品を送るもので、現代で行われることはほぼゼロです。
略式結納が現代で行われている結納で、料亭やレストランあるいは女性側の自宅に両家が集まって結納品を交わします。
現在、9割近くのカップルが結納(略式結納)を行っておらず、顔合わせ食事会のみのケースが多くなっています。<ゼクシィ結婚トレンド調査2020より>
なぜ後悔したのか・何が嫌だったのか
結納金制度
結納を行う場合、新郎側から嫁入りする新婦側へ結納金を送り、新婦側は結納返しとして現金または品物を送ります。結納金は100万円や50万円といった大きな金額です。
この自分の親から相手の親にお金を渡す、という行為が私はどうしても納得できませんでした。
形として気持ち良く結婚に進むことは素晴らしいことだと思います。
しかし、普通の家同士でこの儀式は本当に必要でしょうか?
結婚に向けてはお互いに準備が必要で、新居の準備なども人それぞれです。
片方が主となり「大切なお子さんを頂きます。このお金でご準備下さい。」というのは多くの場合、時代と合っていません。(伝統のある家では色濃い文化かもしれません)
(参考)
ここ40年で日本の共働き世帯数は倍増、一方の専業主婦世帯は半減しています。社会の価値観も大きく変化しているということです。
私の場合、結納金を申し出たのは自分の親で、そこには「私の結婚が上手くいって欲しい・相手側に嫌な思いをして欲しくない」という想いが感じられ、この点では感謝しなければなりません。
後悔しているのは、『完全に納得しないまま話を進めてしまった自分の行動』です。
ルールが明確でないから
現代において結納は決まったやり方・流れ・お金の用途がはっきりしていません。
日本人の『心遣い・思いやり』という点ではそこに美徳がありますが、それは上手く行った場合で一部ではトラブルになることもあるようです。
問題となる原因は、事前の打ち合わせが不足していたり人任せの部分があり認識の相違が生じることです。
事前にある程度は取り決めていても、それぞれ両家の判断になる部分で「え、思っていたのと違う」という事態が起こってしまいます。これは誰かの悪意が無くても、です。
固定観念・古い考え
結納に関して、以下のような考え方はまだ残っています。
- 古いしきたりだから
- けじめだから
- 家と家の問題だから
せっかく前向きに結婚を進めようとしても、こういった考えを押し付けられると嫌な人は多いでしょう。
「そういうものだから」というのは理由として受け入れがたいです。
形式よりも、心のこもった態度や会話があってこそ「けじめ」となります。
どういうやり方がある?
両家親との顔合わせ食事会
最近では『顔合わせ食事会(婚約食事会)』が主流となっています 。
場所は略式結納と同じく料亭やホテルで行うことが多く、女性側の家で行うケースもあるようです。
食事の内容は「顔合わせプラン」があるところも多いので、ホームページや電話で確認しましょう。
顔合わせ食事会を選んだ方の声
略式結納を行う
両家での話し合いの結果、略式結納をすることになれば話し合い結果に応じた準備が必要です。
結納セット・結納金・婚約指輪の用意(受ける側は結納返しの準備)などを確認し、当日の流れや結納で話す内容も決めておきます。
食事の予約は予定するお店に「結納プラン」もしくは「顔合わせ食事会プラン」があればどちらかで構いません。結納を行う場合は両家が揃った段階でスタートすればOKです。
「結納プラン」ではお店によってスタッフによる司会進行などを含むものもあり、もし必要であればお願いしましょう。
私の場合もホテルのHPから予約し、その際に利用目的で『結納』と選択することが出来ました。そのような項目が無ければ電話で段取りを付けておきましょう。
両家で食事をし、写真を撮ってもらったのは良い思い出になりました。
新郎新婦が2人主導となり、両家の意見をまとめることで上手くいき絆も深まることでしょう。
まとめ
今回、結納に関するモヤモヤ・後悔したポイントをシェアさせて頂きました。
結納は古い歴史のある儀式かつお金や品物が絡むものですので、実施の有無や実施する場合の内容はしっかりと話し合って決めましょう。
どうしたら良いかわからない方も多いと思います。だからこそ、周りの意見をよく聞き、自分の想いは勇気を出して伝えることが大切です。
最低限、新郎・新婦での認識合わせは確実に行い、自分の親と本音で話しましょう。
皆さんの縁談・結婚が幸せなものになるようお祈りします。